鍵を握るのはアルナウトビッチ
インテルに5人目のアタッカーはやってくるのだろうか。『FcInterNews』は2日、FW補強の現状を伝えた上で、加入するとすれば8月下旬になると予想した。
インテルは2024/25シーズンにクラブワールドカップもあるため、トップチームに5人のFWを置く可能性がある。ただ、同メディアによると、優先事項はセンターバックとGKであり、前線は好機を待つスタンスだ。良い話が市場に転がっていなければ、プリマヴェーラの若手などで対処することになるだろう。
インテルは5番手FWを探す前に、4番手をどうするかが決まっていない。アレクシス・サンチェスが退団するものの、マルコ・アルナウトビッチの去就は不透明だ。ポルトを退団してフリーになるイラン代表のメフディ・タレミの加入は内定しており、現時点で4人体制だ。主力級を補強するには、まずアルナウトビッチの放出先が見つかるかがカギになるだろう。
アルナウトビッチの代役として考えられる3選手の現状を同メディアは次のように伝えている。
アルベルト・グズムンドソン(ジェノア)
インテルは2カ月前から交渉を始めているが、最近はジェノアと連絡を取っていない模様で、代理人らとの接触を続けている。ジェノアは、ユヴェントスのクリスティアーノ・ジュントリ、ナポリのジョヴァンニ・マンナと接触しており、どちらも詳しい情報を求めている。ユヴェントスは、フェデリコ・キエーザを手放した場合の後釜として考えており、ナポリは同様にクビチャ・クバラツヘリアの後釜として注目しているようだ。移籍金は3500万ユーロ程度か。
チーロ・インモービレ(ラツィオ)
まずは、ラツィオの監督が誰になるか。イゴール・トゥドールが続投であれば、インモービレは移籍を目指すものとみられる。シモーネ・インザーギ監督との関係性も見逃せない要因だ。ただ、インモービレほどのストライカーを5番手扱いとするのは難しく、こちらもアルナウトビッチ放出前提の話となるはずだ。
ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ)
インテルが戦力として求めるタイプのアタッカーだが、アントニオ・コンテ監督の判断次第。新指揮官が戦力として考えるのであれば獲得は難しいが、市場に出る場合は2500万〜3500万ユーロで獲得できる見込み。