インテルはオークツリー体制で落ち着けるのか
元インテルのマルコ・マテラッツィが、古巣の経営体制の変更について語った。23日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
マテラッツィは、蘇寧グループの撤退を惜しみ、「しっかりと組織をつくって勝利をつかんでいただけに残念だね。経営陣が変わらないと言われているのは好材料だ。変えるのは致命的なエラーになるだろうからね」とコメント。蘇寧の下でのインテルの成功を評価した。
さらに、スティーブン・チャン前会長に対してもコメント。「約束を守ってくれてありがとう。彼はインテルにきたとき、世界の頂点に導きたいと言っていた。ほぼ成し遂げてくれたって言えるね。脱帽だよ」と述べている。
また、ラウタロ・マルティネスとニコロ・バレッラ、シモーネ・インザーギ監督の契約延長に関しては、「明確さが大事。それさえしっかりしていれば、オレたちのカピターノたち、ラウティとニコロは適切なタイミングで契約延長となるはずだ。敬意を持った上で言わせてもらうと、彼らはシュクリニアルとは違う」と語り、チームの中心選手の契約延長に確信を持っている。
新たにクラブの経営権を握ったオークツリーについても言及し、「ミラノのもう1チームのような過ちはしないはずだ。マルディーニやマッサーラのような有能な人間をスポットライトを奪ったという理由でスケープゴートにするようなことはね。パオロは、デ・ケテラーレのことも正しかった…。ファンドってのは投資家の利益を最優先にしなければいけないというのは分かるが、インテルに賭ける価値はあると分かっていると思う」と述べ、新体制に期待への期待を覗かせた。