ユヴェントスへの敬意は忘れず
インテルは19日、セリエA第37節でラツィオをサン・シーロに迎えて、1−1で引き分けた。試合後にトロフィーの授与式が行われ、改めてスクデット獲得を喜んでいる。かつての敵も、ピッチ上でファンと喜びを分かち合った。
その人物とは、リリアン・テュラムだ。元ユヴェントスDFは、頻繁にスタジアムを訪れ、息子であるマルクス・テュラムをチェックしていた。
ユヴェントスのレジェンドはこの日、インテルのユニフォームを着て息子とともに喜び、クルヴァからも大きな拍手を受けた。
これだけだと、ユヴェントスファンにとっては良い気持ちはしないかもしれないが、レジェンドは古巣への敬意も忘れていない模様。お馴染みの「Chi non salta juventino è!(跳ばないやつはユヴェンティーノ)」のチャントでマルクスが父をあおると、リリアンは調子に乗るなと言わんばかりに右手を一振りし、飛び跳ねることはなかった。