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インテルSD補佐が語るメルカート。若手育成に才能発掘、ビセックはどう見つけた?

「夢はネクスト・サネッティを連れてくること」

インテルのディレクターであるダリオ・バッチンが、15日『スカイ』にコメントを残した。『FcInterNews』が伝えている。

ピエロ・アウジリオSDの右腕として手腕をふるっているバッチンは、若手の発掘にも力を入れている。そんなインテルのスカウトは、どのように機能しているのだろうか。

2024年の若手発掘

「仕事の組織がとても大事だ。ピエロと私を中心として、我々は世界中の本当にたくさんのリーグをチェックしている。ライブ、映像問わずね。そして、密度の濃いネットワークを世界中に張り巡らせている。だからこそ、いち早く情報を得ることができる。その中で何度も『ノー』となるが、できる限り、世界中のメルカートに出て行くようにしている」

南米のメルカート

「常に興味深い選手があふれている。新しいエージェントが増えて、スポーツディレクターが増え、となり、手頃な価格で競争力のある選手を獲得するのはより難しくなった。イングランドやドイツは、EU圏外の選手に関する規制が異なるから、もっと前もって動くことができるし、我々にはあり得ないレベルの予算を用意できる。ただ、我々はこの中で未来に向けて素晴らしいものを得られると信じているから、この地域にこだわりを持っているよ」

フリアン・アルバレスやマテオ・レテギなどはいち早く目をつけた。それでも獲得は難しかったのか

「いま挙がった2人は、我々も深くまでチェックした。取引を完了させるには、その時点での金額とニーズが重要になるのは間違いない。我々が気に入ったのは確かだったが、ミラノに連れて行くことはできなかった」

ヤン・ビセックはどう見つけたのか

「我々のリストにあった。チェックして、そのあと現地でも見て、内部で話し合って、それで獲得すると決めた。ポテンシャルがある若手で、我々にとても大きなインパクトを与えたね。非常に賢く、すぐにフィットしてくれたよ」

マルクス・テュラムの加入

「マネジメントとしても大きかった。ボルシア・メンヒェングラートバッハで彼と対戦したときからのことだ。我々は当初から、彼が使われている位置とは違うポジションが特徴的に合っているのではないかという議論になった。彼もその考えに納得した。その後起きたことの全ては、直接の交渉によるものだった。残念ながら、その後の負傷もあってそのタイミングでは加入に至らなかったが、昨年6月に彼が我々のところを選んでくれて誇らしく思う。彼にはワールドクラスのクラブが3、4つ獲得に名乗り出ていた。ミラノを、そしてインテルを選んでくれたことは、我々の誇りだ」

プリマヴェーラで来季トップチームにふさわしいのは?

「まずはプリマヴェーラを祝福したい。キヴと彼のスタッフに拍手を送りたいね。そこからトップチームというのは簡単な道のりではないが、今季も例年と同じようにポテンシャルにあふれている」

レンタル中の若手

「オリスターニオ、サトリアーノ、ザノッティ、エスポジト兄弟、スタンコビッチ、カルボーニ兄弟…。みんな重要なステップをしているところで我々もチェックしている。チャン会長も気を配っているんだ。できるだけ多くの選手をチームの中で育てることを目標にしている。簡単なことじゃないが、時間と仕事と意欲があれば、とても優秀な若者に大きなチャンスを与えられると確信しているよ」

一番誇りに思っているオペレーション

「それはこれから我々がやることだ。個人的な夢としては、次のサネッティを連れてくることだね。17歳でインテルのユニフォームを着て、そのまま現役引退までこのユニフォームを着続けるような選手を探すことだ」

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