「良い時は物事を変えすぎないことが定石」
インテルのピエロ・アウジリオSDが28日、『スポルトメディアセット』でコメントを残した。メルカートの話題に触れている。
トリノ戦のあとで優勝パレードを行ったインテルは、喜びに包まれた一日を過ごした。それでも、首脳陣は次の目標に向けて休む暇がなさそうだ。
「長年インテルにいるけど、こんなのは初めてだね。クレイジーだよ」
「このチームは、ピッチ上だけでなく、振る舞いや帰属意識という側面でも素晴らしい価値を示したと思う。我々はダメージを与えたくない。うまくいっているときは、物事を変えすぎないように気をつけないとね」
「我々は3年前にシモーネ・インザーギと新しいプロジェクトを始めた。多くの勝利を収めて、ヨーロッパで2度決勝まで進み、スクデットを獲った。カンピオナートでもチャンピオンズリーグでも主役になり続けた」
ビッグネームの獲得には慎重なようだ。
「いまは監督たちに損害を与えるときではなく、うまくいっているメカニズムに触れないことが大事だ。そして、チームのレベルを引き上げるために2人(ジエリンスキとタレミ)を加えるが、ここからは熟考して適切に検討していく必要がある」
「ただ獲得するのではない。誰かを放出する? いまはスクデットを祝うときだよ。このチームをあまり変えないという方針だというのは確かだ」
ダヴィデ・フラッテージはこれからもっと主役になっていくのだろうか。
「我々はクラブと相談した上で決断していく。我々は昨年夏に12人を獲得したが、簡単なことではなかったよ。フラッテージは並外れた選手だ。出場機会は多くなかったが、クオリティーを示してくれた。ビセックやカルロス・アウグストにも言えることだね。彼らは、我々が求めていたものを出してくれた。来季は、もっと主役になってくれることを願っている」
ブラジル人GKベントはやってくるのだろうか。
「我々にはゾマーとアウデロがいる。オプションがあるし、アウデロを引き留める機会を排除することはない。彼はとても良かったし、プロ意識が高いんだ」
インテルには多くの有望株もいる。
「バッチンとスカウト陣を通して、我々は若手全員をチェックしている。皆さんが思い浮かべているのはバレンティン・カルボーニだと思うが、私はオリスターニオも加えたい。それに、ファビアンを連れ戻すこともできる。我々は若手たちを忘れていないよ。私はアカデミーで何年も仕事をしてきたらから、フェデリコ・ディマルコのようにいつかインテルで自分の地位を確立する選手が出てくることをみられるのはうれしいんだ」