カリアリ戦は2失点でドロー
14日に行われたセリエA第32節のインテル対カリアリは、2-2の引き分けに終わった。
スクデットへのカウントダウンが始まっているインテルは、累積リーチのヘンリク・ムヒタリャンを外す可能性があるとも言われていたが、先発で起用した。シモーネ・インザーギ監督は試合前、「彼はとても重要な選手。我々は計算する段階ではない」と語り、この試合に対するモチベーションをアピールしている。
その監督の意識が伝わっていたのか、インテルは立ち上がりから試合の主導権を握った。攻め急ぎすぎずに冷静に入ると、12分に先制する。ラウタロ・マルティネスが出場停止の影響で先発したアレクシス・サンチェスが右から折り返すと、マルクス・テュラムが決めた。
前半のうちに2点目が取れなかったものの順調に見えたインテルだったが、後半は苦しい展開になった。ムヒタリャンが交代した直後の64分にエルドル・ショムロドフに決められて1−1になると、73分には相手のハンドで手にしあPKでハカン・チャルハノールが決めて勝ち越しに成功する。しかし、カリアリに押し込まれる展開となり、82分にニコラス・ヴィオラにゴールを許して、再び同点に追いつかれた。
インテルは終盤、タジョン・ブキャナンを投入するなどして、勝利を目指したものの、前節ウディネーゼ戦のような劇的ゴールは生まれず。反対にアディショナルタイムには逆転弾を許してもおかしくないようなピンチもあり、試合は2-2の引き分けで終了した。
同日の試合では、ミランがサッスオーロと引き分けており、勝ち点14差は変わらず。次節ミラノダービーでインテルが勝つと、20回目のスクデットが決定する状況だ。