ミラノダービーはすでに始まっている?
ミランは、屈辱の瞬間を避けるための策が功を奏しているようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が4月22日に行われるインテルとのミラノダービーに触れている。
同紙によると、ミランホームでのミラノダービーは、一般販売を待たずにチケットが完売となる見込み。ライバルとの試合で優勝の瞬間を迎えたいインテリスタたちに割り当てられるのは、ゴール裏2階の約7500席のみということになりそうだ。
目の前で2つめのスクデットを決められたとあっては、ミランにとって大きなショックだ。その瞬間の写真や映像は、この先長く使われ続けることだろう。一方で、ミラノダービーで勝てば、一矢報いることができる。
そこでミランは、自分たちのサポーターでサン・シーロを埋め尽くすために、特殊な策を講じたという。
ミランは、シーズンチケット保有者はもちろん、この試合では「CRNカード」を持っているサポーター1人につき4枚のチケット購入を許可したことで、異例のスピードでチケットが売れているとのこと。およそ7万人のミラニスタが、ライバルの優勝に抗うことになる。
CRNカード
CRNカードは、ミランの会員カード的な役割を持つもので、20ユーロで発行できる。シーズンチケット保有者がスタジアムに行けないときなど、名義変更でサン・シーロに行くことができるほか、今回のような優先販売の権利も付与される。