フアン・ジェズスは刑事告訴を検討か
レーガ・セリエAは26日、インテルのフランチェスコ・アチェルビを処分しないことを決定した。しかし、まだ騒動は終わりそうにない。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は27日、ナポリのフアン・ジェズスが刑事告訴を検討しているとした。アチェルビからの人種差別発言を主張した同選手は、この判決では自分がうそつきだということにひどく傷ついており、関係者や代理人と話し合い、正式に被害を訴えることを考えているという。
ナポリは判決の直後からレーガの決定を非難する立場を取っている。これはこれで、当然の流れに見える。ただ、判決のとおりであれば、アチェルビもまた大いに不満を抱えており、「無罪判決も完全に満足しているわけではない」と『ガゼッタ』は記している。
アチェルビは、疑惑の視線を向けられたこの期間に苛立っているそうで、今後インテルとも話し合う予定があるという。場合によっては、2026年まで契約を延長するという話も微妙になるかもしれないとした。
フアン・ジェズスの話が真実なのか、ただの勘違いだったのか。判決が出たからといって、アチェルビの疑惑が完全に晴れたわけではない。互いに納得できる終わり方はあるのだろうか。