チャンピオンズリーグ前にセリエAで大一番
インテルは9日のセリエA第28節でボローニャと対戦する。レジェンドのジュゼッペ・ベルゴミが、6日の『コッリエレ・ディ・ボローニャ』で大一番についてコメントを残した。
インテルとボローニャは、現在セリエAで最も調子の良い2チームと言える。ベルゴミもこの一戦に注目しており、次のように語った。
「インテルはリスクを冒さない? そう言っているのは、インテルのティフォーゾではない人だ。ジェノア戦の勝利は、いくつかのローテーションの中でのことで、チャンピオンズリーグに向けてとても重要だった。ただ、常にリスクはあるもので、コンセントを抜くのは危険だ」
ボローニャ対インテルを見逃せない理由は?
「どちらも素晴らしいサッカーしている。私はそれを『接続と関係』と呼んでいるんだ。中央のカラフィオーリ、インテルのサイドはFWよりも高い位置を取る。インテンシティが高く、ラウタロ・マルティネスとザークツィーの戦いもある。その後ろのアイディアにも注目だね」
最も成功している監督と、最も飛躍中の監督の対決か
「シモーネ・インザーギは、この地位を得るまでに時間がかかった。それでも、1年前にチーム全員を巻き込むことでいまの形をつくっている。チアゴ・モッタはアイディアとプレースタイルで旋風を巻き起こしている。2人とも素晴らしい個性があるね」
ボローニャは今季2度、インテルを止めている
「ボローニャは前半にミスをしたかもしれないが、その後はインテンシティがあり、誰が入ってもレベルを落とさない層の厚さを示した。だから、90分間全てを活かすことができる」
両チームの弱点は?
「インテルは、ピッチの特定の位置でボールを失わないように気をつけており、常にそのカバーが必要だ。ボローニャは前半の45分間だね」
戦術的にどんなゲームと予想するか
「難しいね。立ち上がりにどう解釈するかが大事になるかもしれない。インテルにとっては、カラフィオーリやほかの選手にどう対応するのかだ。モッタがどのメンバーをどう置くかは分からないね。ボローニャは、両サイドをどう捕まえるかが重要だ」
ヨシュア・ザークツィー
「気に入っているよ。こういった選手はとても好きだ。我々ふつうの人間には見えないものが見えている。ボールの扱い方、技術、ビジョン、予測……偉大な選手になることが運命づけられているね」