チャンピオンズリーグ8強に一歩前進したインテル
インテルは20日に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16ファーストレグでアトレティコ・マドリーをサン・シーロに迎え、1-0で先勝した。イタリアメディア『スポルトメディアセット』『TMW』『FcInterNews』の選手採点を紹介する。
高評価
『スポルトメディアセット』は7が最高点で、マルクス・テュラムとニコロ・バレッラに付けている。テュラムについて同メディアは「あらゆることをした。そして、あらゆることをしすぎたせいなのか、ケガで身体が白旗を挙げた。ラウタロ・マルティネスのスペースをつくり、中盤でボールを回収していた」と、前半の戦いぶりを称えている。
『TMW』と『FcInterNews』も最高点は7。両メディア共通で最高評価となっているのは、バレッラ、ラウタロ・マルティネス、ステファン・デ・フライの3人で、前者はマルコ・アルナウトビッチ、後者はアレッサンドロ・バストーニにも7を付けた。
『TMW』はデ・フライについて「アチェルビ不在でも心配なし。彼の周囲にくる相手を跳ね返し、チームがビルドアップに苦しむときは自ら出て行くこともした」と記している。
『FcInterNews』はバレッラについて「チャンピオンズリーグの雰囲気が彼を興奮させていることが伝わってくる。絶えず動き続けるため、相手はつききれなかった。自信を持ってプレーしており、自陣でルーレットをみせるほど。何度かミスがあったとしても、常にデュエルに参加していた」と称賛した。
低評価
『スポルトメディアセット』はハカン・チャルハノールに5.5を付け、単独のワーストとしている。『TMW』でも最低タイの評価だったが、『FcInterNews』は6.5という高めの評価だった。
『TMW』はチャルハノールのほかに、マッテオ・ダルミアンとヘンリク・ムヒタリャンにも5.5を付けている。
『FcInterNews』の最低点は6で、ヤン・ゾマー、ダルミアン、ムヒタリャン、ディマルコ、テュラム、アルナウトビッチ、カルロス・アウグストを並べている。
マルコ・アルナウトビッチの採点
スポルトメディアセット:6.5
テュラムの負傷交代で後半から出場。投入から30分間でインテルのチャンスはほとんど彼のもとにきたが、台無しにした。特に63分のシーンはティフォージのブーイングを浴びたが、そのあとでこぼれ球を押し込んだ。試合の重要な局面で重要な存在となり、一夜で挽回した。
TMW:7
ゴールを逃して、逃して、3度目に決めた。サン・シーロは不思議がるが、それがストライカーの宿命というもの。ゴールを決めればそれでいい。彼が決めたのは簡単なシュートだが、評価は3オクターブ上がった。
FcInterNews:6
彼の評価はいつだって難しい。テュラムの負傷で起用されたが、チャンスを無駄にしてしまった。まわりが諦めかけたときに神の意志は3度目のチャンスを与え、ついに決めた。