来季加入の流れは変わらず
インテルは13日にメフディ・タレミのメディカルチェックを行う予定だったが、実現しなかった。その理由を『FcInterNews』などが伝えている。
タレミは13日午前にミラノ・リナーテ空港にプライベートジェットで到着し、インテル加入に向けた準備をするはずだった。しかし、このフライトは実現していない。
これはクラブと選手の双方で決めたことで、インテルへの移籍に問題が生じたということではない。
まず理由として挙げられるのは、関係者たちが注目を嫌ったということだ。ピオトル・ジエリンスキのメディカルチェックは12日、極秘のうちに進んだとされており、メディアも事前に報じることはなかった。ただ、タレミがイタリア入りするという話は前日から大きなニュースになっていたため、メディアやファンが殺到することは明らかだった。加入までまだ4カ月ある状態で注目を集めることを嫌った形だ。
もう1つは、ポルトに対するリスペクトがある。イラン代表のタレミは、アジアカップに出場していた。ポルトでの復帰戦が12日のアロウカ戦で、試合はポルトが2-3で敗れるという波乱が起きている。アジアカップで離脱していた選手が、帰ってきてすぐに他クラブのメディカルチェックを受ける、それも負けた直後に、というのはポルトファンの怒りを買っても不思議ではないため、燃料投下を避けたものとみられている。