ローマはデ・ロッシ体制初黒星
10日に行われたセリエA第24節のローマ対インテルは、4-2でアウェーのインテルが勝利を収めた。
ダニエレ・デ・ロッシ監督就任から3連勝中のローマは、立ち上がりからエンジン全開で、開始直後にステファン・エル・シャラウィが惜しいシュートを放った。
それでも先制したのはインテルで、17分のCKのチャンスでフランチェスコ・アチェルビが決めてリードを奪う。
しかし、ローマはすぐに反撃。28分にレアンドロ・パレデスのFKにジャンルカ・マンチーニが合わせて同点とすると、44分にはカウンターからエル・シャラウィが決め、逆転に成功して折り返した。
1点を追うインテルは、後半の立ち上がりに同点弾を奪う。49分、プレーが切れてローマの集中が切れた隙を突いた。中間ポジションでフリーになったニコロ・バレッラがターンして右サイドに展開すると、マッテオ・ダルミアンのクロスにマルクス・テュラムが飛び込んで2-2とした。
56分にはインテルが逆転する。今度は左サイドを崩してヘンリク・ムヒタリャンがクロスを入れると、テュラムのマークについたアンヘリーニョのオウンゴールで3-2となる。
70分にはローマが決定機を迎えるが、ロメル・ルカク対ヤン・ゾマーはインテル守護神に軍配。1対1となって抜きにかかったものの、ゾマーがしっかりと止めた。
終盤はローマが押し込む展開になるが、インテルは集中を切らさず。アディショナルタイムにはカウンターからアレッサンドロ・バストーニが決めて、試合は4-2で終了した。インテルは、2位ユヴェントスとの勝ち点差を暫定で7としている。