いまでは「出ていく必要なんてどこにもない」
アンドレア・ラノッキアがMCを務めるインテル公式チャンネルの番組『フロッグ・トークス』にアレッサンドロ・バストーニが出演し、様々なテーマについて語った。
インテルの居心地
「とても快適だね。19歳で加入していま24歳だから、ここにきて5年目になる。7万5000人の前でプレーするインテルの世界、サン・シーロは最高だよ。ここを離れることは考えていない。本当にリラックスしているんだ」
「観客は素晴らしいよ。インテルにきてから、観客数が7万人を下回ることはほとんどない。いつだってサポートしてくれる。スタジアムでは、85歳とか90歳にみえる人もバスを待ってくれている。そんな情熱を感じるクラブからどうして出て行くっていうんだい?」
かつては移籍を検討
「アタランタで育ってインテルにきた。パルマにレンタルで行くまでの3週間を過ごして半月板を痛めてしまった。最初の2年間は問題を抱えていたんだ。でもパルマへのレンタルから戻ったあとで、(アントニオ・)コンテがいたのはラッキーだった」
「僕は出て行くために戦っていたんだ。インテルはゴディンを獲得して、シュクリニアルもデ・フライもいたからね。僕はパルマで25試合に出て素晴らしいカンピオナートを過ごしたあとだったから、なんとかしたかった。当時のことはいまでもたたまにバレッラと話すんだ。コンテのもとで信じられないほど頑張った。ホントにうまくいったね」
チャンピオンズリーグ決勝
「マンチェスター・シティと戦って、僕たちはそのレベルでやれるということを理解した。今季はそれを示せている。昨季の終わりのようにスタートを切り、シーズンの初めからやれたね。勝てたらうれしかったけど、そこに到達することも素晴らしい。ファイナルは現実的だった。シーズンのはじめはテレビで観るつもりだったけど、実際にそこに立ち、ちゃんとチャレンジをした。ピッチ上では、相手が勝たなければいけないというプレッシャーを感じたよ。チャンスだってつくったね」
「カンピオナート12敗という結果を見直し、僕たちは一緒に映像を見て、お互いに向きあって話した。僕たちは団結して立ち上がり、全員で守るようになった。今季はまた必ず挑戦するよ」
成長
「アタランタの下部組織では、ジムでトレーニングなんてことは一切せず、とにかく技術を磨く。そこで縦にクサビを打つことを怖がらなくなった。いまはチャルハノールが近くにいるからボールを預けるプレーを怖がったりはしないね。ハーモニーがあるんだ。時にはウイングバック、時にはMF、時には彼が最終ラインまで下がって、僕がプレーメーカーみたいになることもある。良い感じだよ」
「インザーギは完全な選手のグループをつくっている。全員が良い成績を収めるという一つの目標に向かっている。プレーしないからといって練習で手を抜くような選手はいないんだ。僕たち若手にとって、あなた(ラノッキア)やブロゾビッチ、ハンダノビッチと一緒にできたこともよかったんだと思うよ」
家族
「カルチョと同じように、僕にとって家族はとても大事だ。3日おきに試合があり、ミスをすれば次のミスにつながる。ミスをしたりするとイライラしちゃうけど、大事なのは家族の健康だ」
「父として? なるべく一緒にいようとしているよ。小さな娘と楽しく過ごしている。まだ2歳になったばかりだけど、時間が経つのは早いもので、昨日生まれたばっかのように感じるよ」
「(妻の)カミッラとは4年間一緒で、僕の1つ下の23歳だ。ベルガモ出身で、僕はベルガモの下部組織で11年間過ごした。だから、ベルガモのことはなんでも知っている。妻の家族もそこにいるしね」