真の最高評価はユヴェントス守護神?
インテルは4日に行われたセリエA第23節でユヴェントスとのイタリアダービーに臨み、サン・シーロで1-0の勝利を収めた。イタリアメディア『スポルトメディアセット』『TMW』『FcInterNews』の選手採点を紹介する。
高評価
『TMW』は、ハカン・チャルハノールに単独最高点となる7.5を付けてマンオブザマッチに選出した。「キャンバスに油絵を描くかのようだった」「後半はポストを叩くシーンや、デル・ピエロのようなシュートも放った」と絶賛している。
『FcInterNews』は、チャルハノールに加えてバンジャマン・パヴァールにも7.5を付けている。同メディアは「ディマルコへ送ったボールと、前半にブラホビッチを止めたシーンのどちらが素晴らしいか判断するのは難しい。それならば、ガッティのオウンゴールを誘ったオーバーヘッドを強調する価値がある」「後半は真のリーダーとして、難しい状況からチームを助けた」と称えた。
『スポルトメディアセット』の最高点は7で、こちらもチャルハノールとパヴァールが最高評価だった。
低評価
インテル全体が奮闘した大一番は、全体的に高評価が付いているが、メディアに隙を与えてしまったのはマルコ・アルナウトビッチだった。『スポルトメディアセット』『TMW』で5、『FcInterNews』で5.5となっており、それぞれのメディアの単独最低点である。
『スポルトメディアセット』は「ボールをキープするために投入された。シュチェスニーのセンセーショナルなセーブで2-0にするチャンスを逸した」と記している。『FcInterNews』は「ゴールを離れたところで良い仕事をして、ファウルももらった。それでも、あのような至近距離の決定機を外してはいけない」とつづっている。
ヴォイチェフ・シュチェスニーが真のMVP?
イタリアダービーを制したのはインテルだが、インテルの選手よりも高い評価を受けているのがユヴェントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーだ。2つの決定機を止めるなどした守護神は、『TMW』『スポルトメディアセット』で7.5が付いている。後者はインテルの最高点よりも高い採点で、「ガッティのオウンゴールはノーチャンス。バレッラのボレーのセーブは素晴らしかったが、真のミラクルはアルナウトビッチのシュートを止めたこと」と記している。