イタリアダービーのカギを握るかもしれないトルコ代表選手
4日に行われるセリエA第23節のインテル対ユヴェントスが注目されている。1月31日にヴィンチェンツォ・モンテッラが『スカイ』のインタビューに答えた。
モンテッラは2021年からトルコで監督を務めている。アダナ・デミルスポルの指揮官として結果を残し、昨年トルコ代表監督に就任した。
現在のインテルは、トルコ人のハカン・チャルハノールがプレーメーカーを担当している。また、ユヴェントスの新星、ケナン・ユルディズは昨年10月にモンテッラ監督がトルコA代表デビューの機会を与えた選手だ。
ユヴェントスでのブレーク前からユルディズをA代表に呼んだモンテッラは、次のように語っている。
「ユルディズを呼ぶ前に様々な情報を集めた。ユヴェントスのU-23で彼のプレーはみていたから、呼んでみたいと思っていたんだ。最初から衝撃的だったよ。だから、クロアチア代表戦(2023年10月12日)で早速使うことにした。彼は大胆だが、傲慢とは違う。あの態度が気に入った。ドイツ代表戦(11月18日)で試したら、もう経験豊富な選手のように振る舞った。いまはカンピオーネになるための最後のステップを必要としているところだね」
「アレッサンドロ・デル・ピエロのよう? アレックスのようなキャリアに近づけることを願っている。ただ、彼と比較するのはまだ早すぎると思うよ」
インテルでもトルコ代表でも中心であるチャルハノールについては、こうコメントした。
「インテルで新しいポジションを見つけた。我々とはスタイルが違うから、トルコ代表と同じように自分を表現できるかは分からない。私が彼を最強のMFだと評価するのは、その成熟ぶりからだ。自分のフィジカルを最適化し、チームを引っ張って、自らゴールを決めることもできる。今の彼は世界のベストで、試合を読む力に長けている。エネルギーを無駄に使わず、全てを適切なところに注ぐことができる」
モンテッラ監督はミランを指揮していたときにチャルハノールと一緒だった。
「あのときはイタリアに来たばかりだった。10番としてプレーしていたため、考える時間もスペースも限られていたんだ。インテルで彼は選手としても成長して、別の選手になった。いつも試合の中心にいて、チームメートがそばでサポートしてくれているね」