ナポリはチャンピオンズリーグメンバーから外す可能性も
ナポリのピオトル・ジエリンスキは、2023/24シーズンからインテルにする見込みだ。まだ正式な発表はないものの、イタリアメディアはインテル加入を確信している。
しかし、『FcInterNews』は、ナポリで過ごす残り半年が複雑なものになると伝えた。
今季でナポリとの契約が満了するジエリンスキは、インテルから年俸450万ユーロのオファーを受けている。3年契約+1年のオプション付きで、ナポリから提示された条件を大幅に上回っており、ジエリンスキはミラノへの引っ越しを心に決めたようだ。
ただ、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、ジエリンスキの決断が大いに不満だという。この冬にハメド・トラオレとレアンデル・デンドンケルを獲得しており、アフリカネーションズカップからザンボ・アンギサが戻ってくれば、中盤の人員は足りているため、チャンピオンズリーグの登録リストからジエリンスキを外すことも検討しているそうだ。
ジエリンスキ本人は、これからナポリと戦うたびにブーイングを浴びるようなことは避けたいと考えており、残りシーズンもベストを尽くす意向とされている。だが、2022/23シーズンと比較して明らかにパフォーマンスが落ちていることは事実で、良い状況ではない。
ワルテル・マッツァーリ監督は、可能であればジエリンスキを起用するつもりとのだが、クラブの決定とあれば、それに従うほかないだろう。
インテルとしても、しばらく低調が続いている選手を迎えるのはポジティブなこととは言えないはず。ナポリで過ごす残りの時間は、ジエリンスキにとってもインテルにとっても重要な時期になるかもしれない。