デ・フライ負傷交代も無失点。チャルハノールとバレッラがゴール
3日に行われたセリエA第14節のナポリ対インテルは、3-0でアウェーのインテルが勝利を収めた。
インテルにとっては2週連続の上位対決。ただ、ユヴェントスとのイタリアダービーとは大きく異なる激しい展開になった。
インテルは立ち上がりにマルクス・テュラムがゴールネットを揺らすも、わずかにオフサイドで認められず。その後、18分にはステファン・デ・フライが左ももの筋肉系のトラブルで交代を余儀なくされる。バンジャマン・パヴァールとアレッサンドロ・バストーニがいないインテルは、ヤン・ビセックではなくカルロス・アウグストを投入して対処した。
その後しばらくはナポリのペース。ホームチームの猛攻に押される展開となるが、抜群の距離感は失わず、要所を締めた。インテルはその中でも攻める意識を忘れず、互いに攻める激しいバトルになる。
ナポリは36分、マッテオ・ポリターノのミドルシュートがクロスバーを叩くシーンがあったが、前半終了間際に先制したのはインテルだった。左サイドからフェデリコ・ディマルコが大きなクロスを入れると、ファーサイドでデンゼル・ドゥンフリースがマイナスへ。これを受けたニコロ・バレッラがさらに後ろに下げると、ハカン・チャルハノールがミドルシュート。弓のように身体をしならせて放った弾丸シュートが、ゴール左下に突き刺さった。
良い形で折り返したインテル。58分にはクビチャ・クバラツヘリアのシュートに肝を冷やすが、GKヤン・ゾマーの好守でしのいだ。すると62分に待望の追加点。左サイドでカルロス・アウグストからパスを受けたラウタロ・マルティネスがDFと1対1という形から、仕掛けずに中へパスを出す。グラウンダーのパスの先には、2列目から飛び込んでくるバレッラ。絶妙のボールタッチで一気にナポリ守備陣をかわして、今季初ゴールを決めた。
2点目で楽になったインテルは、時折危ないシーンもあったが、85分にはフアン・クアドラードのクロスにテュラムが合わせて3-0。効率的に得点を重ね、強敵を退けて単独首位を維持している。