イタリアダービーは1-1のドロー
26日にセリエA第13節のユヴェントス対インテルが行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル採点
『スポルトメディアセット』『TMW』『FcInterNews』の3メディアの採点から紹介。
好評価
3メディアそろって好評価となっているのは、ラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムのFW2人。『TMW』がラウタロ・マルティネスに7を付けた以外は全て6.5となっている。
ラウタロ・マルティネスを単独最高点とした『TMW』は、「失点が少ないチームを相手にした場合、チャンスの数は少なく、滅多にないチャンスを活かすことは非常に重要だ。(代表戦で)大陸を移動したあとの疲れもあったであろう中でもリーダーの姿勢を見せた」と記した。
そのほかではマッテオ・ダルミアンの評価が高め。『TMW』は5.5としているものの、他の2メディアは最高タイの6.5とした。『スポルトメディアセット』は「キエーザは彼に吸い寄せられ、何度も突破を試みたが成功しなかった。いつもどおり、チャルハノールやバレッラとシンプルな連係を見せた」としている。
低評価:フェデリコ・ディマルコ
3メディアそろって低評価は見当たらない。『FcInterNews』の5点台は、フェデリコ・ディマルコの5.5のみ。『TMW』はダルミアン、ステファン・デ・フライ、デンゼル・ドゥンフリースの3人が5,5。『スポルトメディアセット』ではニコロ・バレッラ、ヘンリク・ムヒタリャン、ディマルコ、カルロス・アウグストが5.5だった。
5,5の数としてはディマルコが多くなっているが、活発でなかった理由もある。『FcInterNews』は「バストーニが不在で同じようにはいかなかった。アチェルビも同じように試みたものの、普段とは異なる。カンビアーゾの献身的な姿勢にもおされて後方へのパスが目立った」と、縦の相棒が不在だったことを挙げている。
フアン・クアドラードは好評価
ケガから復帰して古巣との試合に途中出場したフアン・クアドラードは、ブーイングの中で評価を高めた。『FcInterNews』と『TMW』で6.5、『スポルトメディアセット』で6となっている。
『TMW』は「ブーイングは彼を駆り立てたのか。インテルにこれまで足りなかった一歩を思い出させる」と記し、『スポルトメディアセット』は「ブーイングの嵐に動じることリスクを冒して中盤に入った。勝ち越しを狙って投入されたが、それは叶わず」と寸評した。
ユヴェントス採点
『スポルトメディアセット』『TMW』から紹介。
好評価:ドゥシャン・ブラホビッチ
インテル同様、ゴールを決めたドゥシャン・ブラホビッチの功績が称えられている。『TMW』で7、『スポルトメディアセット』で6.5の採点だった。『スポルトメディアセット』は「中盤でドゥンフリースからボールを奪い、キエーザとのコンビネーションから右足で正確なシュートを決めた。前半はいつもより正確なプレー。後半はその姿が消えてしまった」と記している。
低評価:ハンス・ニコルッシ・カヴィーリア、フェデリコ・ガッティ
ハンス・ニコルッシ・カヴィーリアとフェデリコ・ガッティは、どちらも『スポルトメディアセット』で5、『TMW』で5.5が付き、チームワーストとなっている。
中盤の緊急事態で先発出場となったニコルッシ・カヴィーリアは、特に後半のパフォーマンスが採点を下げた要因となっているようで、『スポルトメディアセット』は「後半にミスが多すぎた。混乱していたようだった」とし、『TMW』は「キャラクターとしてはいいが、いくつかの選択がポジティブではなかった」と指摘した。
ガッティについては、失点時の対応が減点対象。『スポルトメディアセット』は「ゴール前でラウタロ・マルティネスの動きに簡単に騙された。未熟さがみえた」と記している。