「インテルのためにあれだけやったのに」と嘆く
ローマのベルギーFWロメル・ルカクの父であるロジェ・ルカクが、今夏の移籍などについて語っている。ベルギー『La Derniere Heure』に対するコメントを『FcInterNews』などが伝えた。
ルカクと言えば、今年夏にインテルを離れてローマへ移籍した。10月末に行われたセリエA第10節のインテル対ユヴェントスでは、サン・シーロのインテルファンがルカクに激しいブーイングを浴びせたことも話題になっている。
この光景は父として心が痛かったようで、次のように語った。
「ブーイングは自分に対してのもののように感じた。イタリアでの息子の扱いを見ると悲しくなる。息子はゾウの皮膚を持っているが、それでも限界はあるものだ。ストレスはダメージを引き起こす。インテルのために息子がやったことを考えると、あの扱いは…。ハーフタイムでテレビを消してしまったよ」
ローマへの移籍についても語っている。
「ローマに行ったのは正しい選択だった。ただ、私ならサウジアラビアだっただろうね。アル・ヒラルに行っていれば、いったいいくら稼げただろう。年俸4500万ユーロ？ ローマではどんな契約だろうか。それだけヨーロッパでやりたかったのだろう」
父ロジェは2018年、息子のロメルが世界一のFWになると語っていたという。その発言についても問われた。
「自分の言葉は撤回しない。アーリング・ハーランドとの違いは、チャンピオンズリーグの優勝とプレミアリーグの得点王だけだ。そして、ロメルが決勝で負けたのは不運だった。それを除いたら、皆さんには誰が最高の9番に見えるだろうか」
