ターンオーバー組はいまいち
インテルは8日、チャンピオンズリーグ・グループD第4節でザルツブルクと対戦し、敵地で1-0の勝利を収めた。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
高評価:ラウタロ・マルティネス、マルクス・テュラム
特に高い評価を受けているのは、途中出場でPKを決めたラウタロ・マルティネスと、フル出場したマルクス・テュラムだ。
『スポルトメディアセット』はラウタロ・マルティネスに単独最高点の7を付け、「途中出場でいつものように苦しみ方をわきまえていた。歓喜の瞬間はクロスバーに一度阻まれたが、2分後に延期されただけだった。冷静な右足のPKを決めている。この男はインテルに不可欠だ」と称賛した。
『TMW』はラウタロ・マルティネスとともにテュラムにも7を付けている。こちらは「走ってドリブルをして、相手を背負って…。チームメートのためにたくさん動いた」と寸評。6.5を付けた『FcInterNews』は「前半はあまり使われることがなかったが、フラッテージの決定機を演出し、最後の瞬間までザルツブルクを苦しめた」と称えている。
そのほかでは途中出場で入った選手に比較的高い評価が付いている。『TMW』は、ニコロ・バレッラに7、クリスチャン・アスラニに6.5を与えた。
ラウタロ・マルティネスはUEFAのMVPに
低評価:ヘンリク・ムヒタリャンなど
途中出場の選手に好評価ということで、先発したメンバーの一部には厳しい評価もあった。特に中盤は良くなかったという印象のようで、『FcInterNews』はハカン・チャルハノールとヘンリク・ムヒタリャンに5.5を付けてワーストととした。『TMW』はムヒタリャンが単独ワーストで5、『スポルトメディアセット』はムヒタリャンに加えて、アレクシス・サンチェスとカルロス・アウグストを5.5としている。
パヴァールの代役はビセックでいけるのか
この試合で右センターバックを務めたヤン・ビセックは、バンジャマン・パヴァール不在の間に頼りにしていいのだろうか。前半のみでの交代だったが『TMW』は6.5、『スポルトメディアセット』と『FcInterNews』では6と、まずまずのパフォーマンスと評価されている。
『TMW』は「チャンピオンズリーグデビュー戦で、冷静なプレー。時には前に出てシュートを放つこともあった」と記した。『FcInterNews』は「後方からしっかりとビルドアップに参加。必要な時は身体を張り、献身的だった」と称賛。「警告を受けてリスキーなプレーは制限され、ハーフタイムでの交代を余儀なくされた」と記している。