ラウタロ・マルティネスは4ゴールの反動…?
チャンピオンズリーグ・グループD第2節のインテル対ベンフィカが3日に行われ、ホームのインテルが1-0で勝利を収めた。
2022/23シーズンもチャンピオンズリーグで対戦したベンフィカとの再戦。インテルは良い入り方を見せた。4分、デンゼル・ドゥンフリースのクロスにヘンリク・ムヒタリャンが飛び込むが、わずかに届かず。その後も好機が続いたが、この時間帯に先制できず、試合が落ち着いてしまった。
ベンフィカも時折決定機をつくったが、オフサイドで認められなかったプレーも複数回あり、肝を冷やした回数に比べると、実際にピンチだったシーンはそこまで多くない。それでもヤン・ゾマーの好守に救われる場面もあった。
後半はインテルが先制点を狙ってギアを上げてスタート。53分、アレッサンドロ・バストーニのクロスにドゥンフリースが頭で合わせるも、マルクス・テュラムとややかぶってしまいシュートは枠外に。
頼みのラウタロ・マルティネスは55分にクロスバーを叩く惜しいシュートがあると、61分にはポストを直撃。なかなか先制点が決まらない。
それでも62分、ついに均衡を破る。ニコロ・バレッラのスルーパスでドゥンフリースが右サイドを抜け出すと、ゴールライン際で追いついてダイレクトでマイナスにクロス。ここまで運がなかったラウタロ・マルティネスがニアで潰れると、後ろからきたテュラムが合わせで1-0とした。
その直後にフェデリコ・ディマルコがゴールネットを揺らすも明らかなオフサイドで認められず。判定にやや苛立つ時間帯もあり、ラウタロ・マルティネスは決定機を逃し続けた。
怪しい雰囲気が漂ったインテルだが、ベンフィカにチャンスを与えるシーンはほとんどない。78分にはアンヘル・ディ・マリアに抜け出されるも、ハカン・チャルハノールが見事なスライディングでボールを奪取。そもそもディ・マリアの位置がオフサイドというジャッジになったが、それでもサン・シーロを盛り上げた。
結局最後までラウタロ・マルティネスにゴールは生まれなかったが、インテルは1-0で逃げ切りに成功。2試合を終えて1勝1分けと悪くない位置につけている。