ザルツブルクのロコ・シミッチがベンフィカ戦で活躍
20日に行われたチャンピオンズリーグ・グループD第1節のレアル・ソシエダ対インテルは1-1の引き分けで終わった。同組のもう1試合では波乱が起き、ベンフィカがホームでザルツブルクに敗れている。
グループDの有力チームであるベンフィカは、開始直後にPKを得て好スタートを切ったかに思われたが、枠を外して失敗した。すると、試合は予想外の方向へ向かう。
15分、ザルツブルクはロコ・シミッチがディフェンスラインの背後に抜け出してシュートを放つと、GKに当たって高く浮いたボールはゴールの方へ。バウンドしたボールがクロスバーに当たった落ち際をベンフィカのアントニオ・シルバが手で触って退場&PK。シミッチがこれを冷静に決めて、ザルツブルクがリードと数的優位を得ている。
10人になってもベンフィカが多くのチャンスをつくったが、ザルツブルクは51分に追加点。ベンフィカの守備のミスをついてシミッチが抜け出すと、ドリブルで運んでGKの前で横パスを送り、2点目が生まれて勝負を決めた。
グループDはインテルとベンフィカが一歩抜けているのではないかという意見が多かったものの、波乱の幕開けとなっている。
ミランは以前から関心
このゲームには、ミランも注目していたかもしれない。
ザルツブルクのロコ・シミッチは、かつてインテルとミランでプレーした元クロアチア代表のダリオ・シミッチの息子。20歳の若手FWで、チャンピオンズリーグでの得点は初だった。
以前から高い評価を受けている注目の選手で、これまでにミランが獲得に興味を持っているという報道もあった。インテルはチャンピオンズリーグの相手として、ミランは将来の戦力として、熱い視線を送っているかもしれない。