アッズーリを勝利に導いたインテルのMF
12日に行われたEURO2024予選グループCでイタリア代表はウクライナ代表と対戦し、2-1の勝利を収めた。インテルのダヴィデ・フラッテージがこの試合で2ゴールを決めている。
前節北マケドニア代表戦を引き分けで終えていたアッズーリは、サン・シーロで好スタートを切った。開始12分、マッティア・ザッカーニが敵陣左サイドの高い位置でボールを奪い、そのままペナルティーエリアに侵入したところで横パス。これを受けたフラッテージが力強くニアを射貫いてリードを奪う。
29分にはフラッテージがドッピエッタを達成した。ニコロ・ザニオーロが右サイドからカットインして左足のシュートを放つと、コースにいたフラッテージらがブロックしてしまう形に。これを拾ってシュートを決めると、決めた本人もオフサイドと思い込んで喜びをあらわにしなかったが、その後VARで得点が認められた。
41分にアンドリー・ヤルモレンコのゴールで1点を返されたイタリア代表だが、後半はこのリードを維持。2−1で勝利を収めている。
この結果、イタリア代表は勝ち点を7に伸ばした。グループCはイングランド代表が勝ち点13で抜けているが、勝ち点7にイタリアを含めて3チームという状況。ただし、イタリアは1試合消化が少ないため、アドバンテージがある。
インテルでのポジション争いにも意欲
フラッテージは試合後、『RAI』にコメントを残した。
「ドッピエッタ? それよりもまずはこういった大事な試合で勝てたことがうれしいね。その中でゴールを決められたことは満足だよ」
「シモーネ・インザーギ監督の悩みに? 普通のことさ。僕はまだ先発のレベルに達していないと分かっている。でも、それが僕をもっともっと頑張ろうって気持ちにさせてくれるよ」