まだノーゴールもパフォーマンスに好印象のフランス代表FW
インテルの新戦力であるマルクス・テュラムが評価を高めている。
この夏の移籍市場でインテルにやってきたテュラムは、期待値が高いものの、プレシーズンは大きなインパクトを残さなかった。セリエA開幕戦のモンツァ戦もパッとせず、不安は高まっていた。
しかし、第2節のカリアリ戦では打って変わって存在感を強めた。自らゴールを奪うことはできなかったが、それでも2つのゴールに関与している。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「テュラムはシモーネ・インザーギにとって最高のサプライズだった。ルカクっぽさがあり、ジェコっぽさもあった」とし、「フィジカルの強さでルカクを感じさせ、きれいなパスワークに加わるところでジェコのようでもあった」と称えている。
『コッリエレ・デッロ・スポルト』は「日本のツアーでもその後のプレシーズンマッチも良くなかったが、カンピオナートが始まってクオリティとインテルの試合に適応する能力を示し始めた」と記した。
テュラムはキャリアのほとんどをウイングで過ごしており、主にセンターフォワードを務めたのが2022/23シーズンだけだったことが不安視されていた。2トップの経験も少ないため、適応に注目されているが、まずまずのスタートを切ったと言えそうだ。