ユヴェントス、ミラン、ローマ…元インテルFWの次の舞台は?
ロメル・ルカクの新天地がなかなか決まらない。『コッリエレ・デッラ・セーラ』が現状を伝えた。
インテルへの移籍がなくなったルカクは、ユヴェントス行きが話題になっているものの、チェルシーとの交渉はドゥシャン・ブラホビッチの話もあって難航中だ。
移籍市場の閉鎖が近づくにつれてルカク側にも焦りがあり、交渉を担当するセバスティアン・ラデュレ弁護士はミランにも声をかけた。だが、ミランとしては「扱いにくい人物をロッカールームに置くわけにはいかない」という姿勢で興味を示さなかったという。さらにFW獲得が難航していたローマにも話を持ちかけているところだが旗色は悪い。『スカイ』は買取義務なしのレンタルであれば、年俸全額負担を受け入れることもあり得るとしたが、それでもチェルシーの希望は完全移籍での放出だろう。
『コッリエレ・デッラ・セーラ』は、「サウジアラビアのアル・ヒラルが4000万ユーロを支払うと言っている選手のサラリーを負担する理由がどこにあるのか」と記し、イタリア復帰の道は厳しいとみている。サウジアラビアの移籍市場はヨーロッパ主要リーグよりも長く、9月7日まで。ビッグクラブへの移籍が消滅してからサウジアラビアと交渉という流れも十分予想できる。
イングランドではハリー・ケインの後釜を探すトッテナムが興味を持っているようだが、チェルシーは完全移籍での放出を望んでおり、レンタルを希望するトッテナムとの交渉は簡単ではない。
一時はインテルでキャリアを続けることが確実という状況になったルカクだが、ヨーロッパに残れるかも微妙なようだ。