モウリーニョの準備に驚かされたインテル元主将
インテルのハビエル・サネッティ副会長が8月10日に50歳の誕生日を迎えた。アルゼンチン『ナシオン』のインタビューで様々なテーマについて語っている。『FcInterNews』が取り上げた。
最後にケンカをしたのはいつ?
「数カ月前だね。ユヴェントスとのコッパ・イタリアで起きたエピソードで腹が立ったよ」
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最後に泣いたのは?
「うれし泣きだったね。カタールでの(ワールドカップ)決勝戦のあとだ。家族みんなが泣いて抱き合ったよ」
インテルの副会長である傍ら、FIFAの競技委員会副会長、UEFAの評議員、FIFAにおけるCONMEBOLの代表と、様々な役割を担っている。
「今のところ、2つの職務を並行してやれている。元選手としての視点で貢献しようとしている。各機関が私に居場所を与えて耳を傾けてくれるし、快適にやっているんだ。元選手の意見はどうなのか聞いてみよう、というところで話を聞こうとする意思を感じているよ。名前に頼らず、しっかりと準備をしなければいけない。カルチョのマネジメントは会社と同じで、きちんとチームをつくる必要がある。ちゃんとしたリーダーが目標を設定し、それぞれの役割を果たさなければいけないね」
インデペンディエンテ、アルゼンチンサッカー連盟(AFA)、FIFAの会長職は?
「まずはFIFAからにしようか。国際舞台の方が好きだからね。アルゼンチン人がFIFAの会長になったことはないよね? ただ、AFAの会長をやりたくないというわけじゃないし、それも素晴らしい経験になりそうだ。ただ、私のキャリアはだいぶ国際的なものだから、築いてきた人間関係も考えると、FIFAは一つの目標かな。自分のプロフィールを考えても、そっちの方が自然だと思う」
VARには賛成か反対か
「テクノロジーは気に入っている。でも、まだ油断はできない。定期的に判断しなければいけない。もっと透明性を高める必要はある。ファンからしたら、もっと説明しなければいけないだろう。音声でアナウンスをすればそういった疑問も明確になる。そうしたら、また次の論争が生まれるだろう」
1114
「信じられないね。信じられない数字だよ。1114試合も公式戦に出ていたなんてね。ランキングのトップ10を見ると、私がサッカー界のトップ10にいるんだ。どうしてこんなことができたんだろうね。仕事への取り組みや情熱、そして、多くの敗北を経験したことがあると思う。敗北は自分を向上させてくれるものだね」
学習意欲の高さ
「選手をやめたとき、すぐに準備不足だと分かった。勉強しないと、ってね。一つのステージが終わり、次のステージへの謙虚な気持ちで準備しなければいけなかった。すぐにリーダーとしてリスタートをすることになったけど、一方でほかの生徒と一緒に学ぶ学生だった。いまも勉強を続けている。世界は日々変化するものだからね。私は、カルチョという限られた世界だけのリーダーとしてみられたくなかったんだ」
ジョゼ・モウリーニョとのエピソード
「モウリーニョはインテルに来ることが決まって、一番に電話をくれた。そのとき私はローマにいて、ポルトガルの番号から電話がかかってきたんだ。出てみると、『チャオ、ハビエル。ジョゼ・モウリーニョだ。いまさっきインテルと契約したから、君の新しい監督ということになる。君は私のカピターノだ。一緒にやるのが楽しみで仕方ない。イタリア語が下手くそでゴメンね』っていう話をしたよ。イタリア語は完璧だった。そのとき、もう準備はバッチリじゃないかって気づいて衝撃を受けたんだ」