信頼回復は難しそうなベルギー代表FW
ベルギー代表のロメル・ルカクが、インテルとの関係修復に動いているという。22日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
インテルはこの夏にルカクをチェルシーから完全移籍で獲得するために動いた。ルカクもインテル一筋とみられていたが、その裏でユヴェントスやミランへ行く可能性も探っていた。インテルは長い交渉の末にチェルシーと合意を取りつけたが、その直後にルカクが音信不通になり、複雑な状況が発覚。怒りが爆発したインテルは、チェルシーに交渉の打ち切りを通達して現在に至ったという流れだ。
22日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の一面は「ルカクがひざまずく」。過ちを犯した男が、インテルとの関係修復に動いていることを伝えている。
記事によると、ルカクは問題の大きさを実感し、インテルに許しを求めている。ただ、スティーブン・チャン会長や幹部陣だけでなく、チームメートも「高い壁を築いている」。
チームメートの数人は、混乱に陥っていたときに、ルカクに連絡を取ろうと試みた。だが、ルカクはこれすらもスルーしていたという。その3日前まで、毎日のようにwhatsapp(日本におけるLINEのようなアプリ)で自主トレーニングの様子を写真や動画付きでアップしてインテルへの愛情を強調していたというのに、そこから急に音信不通となり、チームメートの不信感は強烈なものになったようだ。相棒のラウタロ・マルティネスも擁護する側ではないとされている。
チャンピオンズリーグ決勝での先発落ちがインテルを離れるきっかけとも言われるルカク。最初にインテルを離れるべきだと勧めたのは、母親のアドルフィーネさんではないかと記事は伝えている。その後、セバスティアン・ラデュレ弁護士がそのために水面下で動き、この流れになった模様だ。
「インテルはもうルカクの気まぐれには付き合うつもりはない」と『ガゼッタ』は記している。その後、ルカクは自身のSNSを更新し、「憎しみが効かないとき、彼らはウソをつき始める」と投稿したが、地に落ちた信頼を回復できるのだろうか。
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