総額55億円でチェルシーを説得できるか
ロメル・ルカクの獲得を狙うインテルが、チェルシーに再びオファーを出す準備をしている。3日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が詳細を伝えた。
インテルは3日にマルセロ・ブロゾビッチのアル・ナスル移籍が正式にまとまる見通し。これで得る1800万ユーロの移籍金を手に、チェルシーとの再交渉に臨むものとみられる。
2年前にインテルからルカクを獲得したチェルシーは難しい立場。好条件で獲得を申し出ていたサウジアラビアへの移籍はルカクがオファーしている。ルカクはインテルへの移籍だけが望みのようだが、インテルは大金を持っていない。
チェルシーは今夏、完全移籍でルカクを手放したい意向。少なくとも4000万ユーロを用意するよう求めている。インテルにとってこの条件は厳しいが、完全移籍を前提としたレンタルでチェルシーを説得するつもりでいる。
『ガゼッタ』によると、インテルが数日中に出すオファーは、レンタル料500万ユーロで、完全移籍時に3000万ユーロという条件。移籍の形は違うが、総額で500万ユーロの差額ということになる。
ルカク本人にもサラリーの一部カットを求めるはずのインテルは、新シーズンの開始日が13日の予定。シーズン終了後にベルギー代表の試合があったため、1週間遅れて合流することが許可されているはずだが、ルカクはどこで2023/24シーズンをスタートさせるだろうか。
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