退職金を要求? アル・ナスルが条件大幅変更?
インテルのマルセロ・ブロゾビッチ放出がまたストップしているようだ。
ブロゾビッチは29日にサウジアラビアのアル・ナスルが提示した条件を承諾。30日にメディカルチェックを受けることが大々的に伝えられていた。
しかし30日になって状況が再び一変。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、今度はインテル側が交渉をストップしたと報じた。「なぜかは分かっていないが、明らかにインテルにとって何かが思い通りに進んでいない。アル・ナスルが条件を変えたのかもしれない」と記している。
『GianlucaDiMarzio.com』は、その「何か」をつかんだのかもしれない。こちらによると、ブロゾビッチがインテルに対して、退職金を要求しているとした。また、アル・ナスルの条件が直前で変更となり、事前に合意していた2300万ユーロではなく、1300万ユーロ+ボーナス200万ユーロに変更されたとしている(※19:50追記)。1500万ユーロに変更という報道は複数メディアが取り上げており、信ぴょう性の高い情報のようだ(※20:15追記)。
インテルは激怒(20:40追記)
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はその後、詳細を報告。インテルのジュゼッペ・マロッタCEO、アル・ナスルのCEO、弁護士のカペッリーニ、サウジアラビアリーグの関係者らが出席した会談でアル・ナスル側が下方修正した条件を伝えたことが激怒。取引を即白紙とし、ブロゾビッチにメディカルチェックへ行く許可を与えなかったという。交渉が再開されるとすれば、アル・ナスルが事前の合意を尊重した場合のみだとしている。
このアル・ナスルの条件引き下げが、ブロゾビッチの条件引き上げに影響したものかは不明だが、いずれにしてもインテルは大いに不満があるようだ。