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インテル、フラッテージ本人も「イエス」。それでもまだ決められない理由は?

放出なくして承認なし

インテルはダヴィデ・フラッテージの獲得にどれほど迫っているのだろうか。16日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が詳細を伝えた。

同紙によると、13日夜に行われたインテルとサッスオーロの会談で両クラブは基本合意。レンタル料が発生する完全移籍時に3500万ユーロの取引で、ここにサムエレ・ムラッティエーリを加える条件で合意している。さらに、フラッテージもインテル行きに「イエス」と答えたとのことで、すでにクラブ間でも選手とも合意している状態だ。正式決定までにあとは何が残っているのだろうか。

ブレメルの失敗を教訓にできるか

フラッテージのインテル移籍は、すでにサッスオーロとの交渉の問題ではなくなっているという。インテルのスティーブン・チャン会長は、選手獲得の前に放出を決めない限りはこの取引を承認しない。そのため、人員整理を進めたい。

インテルが急ぎたいのは、1年前の経験もあるからだと『ガゼッタ』は指摘している。昨年夏はブレメルの獲得に近づいていたが、ユヴェントスが電光石火の交渉で横取りに成功。インテルは長く狙っていたターゲットをライバルに奪われた形だった。これを繰り返さないためにも、早めに動きたいところではある。

ミランも諦めず

すでに合意を得ているものの、インテルとしては気が抜けない状況だ。サッスオーロは今後の交渉で好条件を出すクラブがあれば、そちらに乗り換えることができる。実際、これまでに動いてきたユヴェントスやローマに加えて、ミランも参戦する意思があり、国内のビッグクラブが注目している。

「インテルはフラッテージに自身のイエスを貫いてほしいと願っている」と『ガゼッタ』は記したが、時間が経つにつれて状況が複雑化する可能性は高い。

イタリア中が熱い視線を送る注目銘柄は、このままインテルへ行くのだろうか。

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