ハカン・チャルハノールの存在がプラスアルファになると予想する元インテルFW
インテルは10日のチャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・シティと対戦する。かつてインテルでプレーしたハカン・シュキュルが『ガゼッタ・デッロ・スポルト』にコメントを残した。
シュキュルは2000年から2001年にかけてインテルでプレー。長身を活かしたヘディングを武器に活躍した元トルコ代表FWだ。現役引退後はトルコで国会議員になるが、エルドアン大統領を侮辱したとして訴追されて現在はカリフォルニアで暮らしている。
自分の街で歴史がつくられるかもしれない。どんな気持ちでしょうか?
「幸運するよ。でも、同時にサッカーの試合すら見に行けない現実を思い知らされる。ホントはインテルを出迎えたかったんだけどね」
インテルの躍進は驚きましたか?
「インテルは偉大だ。驚きなんてことは絶対にない。サネッティは本当にスペシャルな男性で、このユニフォームにさらなるものを与えてくれる。シティの方が強いとしても五分と五分だと思う。そして、トルコの観衆が違いを生むかもね。誰もがチャルハノールを応援している。ギュンドアンもトルコ系の選手だけど、ハカンは代表のキャプテンなんだ」
元センターフォワードとして、前線はどうみますか?
「ハーランドのフィジカルには全く驚かされる。ただ、インテルにもワールドクラスのFWが3人いるね。ジェコは大舞台に強いし、ルカクも本来のレベルに戻っている。ラウタロ・マルティネスとの連係も抜群だ。2010年のミリートのような運命を引き寄せてもらいたいね」
インテルがここまで来たのは誰の功績が大きいのでしょうか
「チャンファミリーが投資して、インザーギが辛抱強く取り組み、問題を解決してきた。シモーネはオナナからブロゾビッチまで、全員が楽しくやれるように道筋をつくった父親のようだね」
ハカン・チャルハノールの心境は、どう想像しますか?
「ハカンは唯一無二の選手だ。リーダーとして天性のものがあり、代表のキャプテンだ。2月にトルコは大規模な地震に見舞われた。彼は全ての犠牲者を想い、強い気持ちを持って、特別なモチベーションで戦う。そして、国民の前でトロフィーを掲げるためにベストを尽くすはずさ」