自身がインテルに送り出したラウタロ・マルティネスにも期待
インテルは10日のチャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・シティと対戦する。2010年の決勝戦でドッピエッタを達成したディエゴ・ミリートが、『コッリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューに応じた。『FcInterNews』が取り上げている。
「あのときの感情をどう言えばいいかは分からない。私が言えることはたかが知れている。とにかく、生涯残る喜びになるってことだけだよ。必勝法なんてない。細部の細部までこだわって、強い気持ちを持ってピッチに立つだけだ。あとおはチャンスを活かすかどうかだね」
2010年の決勝は歓喜をもたらしたと同時に、ジョゼ・モウリーニョ監督の退任という別れもあった。
「優勝してうれしかったよ。でも、彼と続けられないことに悲しさがあった。私はずっと彼に感謝している。シモーネ・インザーギも素晴らしい監督だ。不当な批判を浴びることもあるが、とにかく彼は素晴らしい仕事をしているよ」
今大会の主役の一人であるラウタロ・マルティネスは、2018年にラシンからやってきた。当時ラシンでディレクターを務めていたのが、ミリートである。
「サネッティから電話がきたんだ。長電話をしたよ。すでにほかのクラブ(アトレティコ・マドリー)からオファーがあったけど、なかなかまとまらずにいた。で、インテルがやってきたんだ。素早く動いてくれて話がまとまった。ラウタロは私にミラノでの生活についてアドバイスを求めてきたけど、その機会に満足していて、私から説得する必要はなかったんだ。彼はストライカーして全てを持っている。9番として一人で行くこともできるし、ほかのFWと連動することもできるね」
「私たちは姿勢が似ていると思う。ハーランド? 彼は最強の一人だが、最強ではない。ラウタロもベンゼマも、ほかにも優れた選手はいる。彼は強力だが、インテルは警戒しているだろうね」
ミリートはいつかインテルに戻ることがあるかもしれない。
「自分から売り込むことは慣れていないんだけどね…。でも、かかわる準備はあるよ。どうなるかは分からないけど、私とインテルの絆はいつだって特別なものさ」