インテル下部組織出身GK、40歳を過ぎてインテルで初のセリエA
インテルは3日、セリエA最終節でトリノに1-0で勝利を収めた。注目された若手のデビューはなかったものの、40歳のデビューが実現している。GKアレックス・コルダスだ。
コルダスはインテルの下部組織出身。ただ、トップデビューの機会はなかなか訪れず、2003/04シーズンのコッパ・イタリア準決勝ユヴェントス戦で、フランチェスコ・トルドの退場に伴ってピッチに立ったのが唯一の出場機会だった。
2005年1月にかつてレンタルされたスペツィアへ行ったあとはインテルに戻らず、様々なクラブを放浪。2015年から7シーズンにわたってクロトーネでプレーしたあと、2021年にインテルに戻ってきて第3GKを務めていた。
今季はアンドレ・オナナとサミル・ハンダノビッチのバックアップを担当してたコルダス。最終節はオナナを温存してハンダノビッチが起用されていたが、シモーネ・インザーギ監督の計らいで後半途中からコルダスに声が掛かっている。
40歳5カ月の大ベテランは、クラブ史上最年長のセリエAデビュー記録を塗り替えると、すぐにファインセーブを披露。ただの数合わせではなく、日ごろの準備を怠っていないことを証明した。
クラブ公式SNSがハンダノビッチとコルダスの交代シーンの写真を掲載すると、すぐにチームメートからもリアクションがあった。アレッサンドロ・バストーニは「コルダス2028年まで。here we go✓」と、ファブリツィオ・ロマーノ記者のお馴染みの台詞を引用して反応。フェデリコ・ディマルコは、「絶対的なカンピオーネ!いますぐ契約更新を!」と返信した。正守護神のアンドレ・オナナも、自身のインスタグラムでコルダスがインテルのゴールを守っている写真を投稿している。