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アタランタ戦開始3分を生んだスピーチとは
インテルは27日に行われたセリエA第37節でアタランタに勝利し、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。この勝利には、シモーネ・インザーギ監督の手腕が大きく影響したと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
インテルはミッドウィークにコッパ・イタリア決勝のフィオレンティーナ戦を戦い、土曜日にアタランタ戦というタフな日程だった。コッパ・イタリア優勝の余韻に浸るまもなく次の試合があり、6月10日にはチャンピオンズリーグ決勝もあるというスケジュール。アタランタ戦は落とし穴の予感があるゲームだっただけに、インザーギ監督の警戒していたようだ。
インテル指揮官はウォームアップ前のミーティングで、「みんな、あとひと踏ん張りだ。ここで決めるぞ。ここで決めることで、すぐに次の夢の準備にかかれる。そのためにこの試合が大事なんだ」と、アタランタ戦の重要性を説いたという。
『ガゼッタ』は、それが開始3分での2ゴールにつながったと主張。試合前のトレーニングでも普段以上に気合いがみなぎっていたと記事は伝えている。
今季は格下相手の苦戦が多く、モチベーターとしての能力が疑問視されていたインザーギ監督。メディアの手のひら返しなのか、それとも指揮官の成長なのかは分からないとしても、インテルが良いムードに包まれていることは間違いない。