セリエA第37節のインテル対アタランタが27日に行われ、ホームのインテルが3-2で勝利を収めた。
引き分け以上で4位以内が確定するインテルは、ホアキン・コレアの離脱もあってラウタロ・マルティネスとロメル・ルカクの2トップでスタート。いきなり先制点が生まれる。
開始39秒、バストーニがルカクにグラウンダーのパスを送ると、ラウタロ・マルティネスに落としてワンツー。裏に抜けたルカクがGKをかわしてゴールネットを揺らし、アタランタがボールに触ることなく先制点を奪った。
その2分後には追加点。ディマルコのシュートが2度続けてGKスポルティエッロに止められたが、こぼれた浮き球をバレッラがボレーで豪快に突き刺した。
9分には先制点と同じ形でビッグチャンス。オナナのグラウンダーの縦パスをルカクが落とし、ブロゾビッチがダイレクトで裏へ。ここになぜか抜け出したアチェルビが左足でシュートを放つと、これはDFにブロックされた。浮いたボールをチャルハノールが決めるも、チャルハノールの位置がオフサイドで得点は認められない。
その後落ち着いたアタランタが36分にセットプレーの混戦から1点を返して前半を1点差で終えた。
後半はなかなか勝負を決めきれずにいたインテルだが、77分に待望の追加点。浮き球をうまく収めたルカクがDFに囲まれながら反転してスルーパスを出すと、ブロゾビッチが抜け出しす。飛び出してきたスポルティエッロの前で並走したラウタロ・マルティネスにラストパスを出し、エースががら空きのゴールに流し込んだ。
勝利を確信したインテリスタたちは、今季ホーム最終戦でパーティームード。チャンピオンズリーグ決勝に挑むチームを送り出すかのように声援を送り続けた。アディショナルタイムにはセットプレーでムリエルにゴールを許したものの、勝敗に影響はなく、3-2で試合終了を迎えた。
これでインテルは4位以内が確定。セリエA最終節トリノ戦はチャンピオンズリーグ出場権の不安なく臨めることになった。6月10日のマンチェスター・シティ戦に向けて、最高の準備ができる形が整っている。