インテルがアントニオ・コンテ氏の招へいに動き出したようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が9日、一面で伝えている。
現在フリーのコンテ氏には、イタリアのビッグクラブが注目している。そのうちの一つがインテルだ。インテル首脳陣は同指揮官の調査を開始。コンテ氏側が1000万ユーロ以上の年俸を望んでいるとのことだ。
インテルにとって、コンテ招へいはリスクもある。ルチアーノ・スパレッティ現監督との決別はまだ決まっていない。仮に解任することになれば、450万ユーロの年俸を今後も支払い続けなければいけないことになる。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督に700万ユーロの年俸を支払っているユヴェントスの復帰も一つの案だが、現時点で指揮官交代の可能性は低い。ミランも興味を持っているものの、ファイナンシャル・フェアプレー問題を考慮すると、コンテ氏が要求する条件は用意できないものとみられる。
インテルは、ベッペ・マロッタがコンテ氏と良好な関係を築いている。好機を待つことになるのだろうか。