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遺恨残したくないインテルファン。ディマルコ騒動でクルヴァ・ノルドが声明

ミランとの良好な関係を強調

インテルのサポーターグループ、クルヴァ・ノルドが、フェデリコ・ディマルコの行為について声明を出した。

インテルはチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでミランを破ったあと、ディマルコがサン・シーロでマイクを取り、喜びをあらわにした。その中でミラニスタたちをあおるようなチャントをしたことが注目されている。

ディマルコはその後、自身のSNSで謝罪をしたが、怒ったミラニスタは市内にディマルコに対する脅迫ととれる横断幕を出すなど反発。良くない後味を残した。

クルヴァ・ノルドは次のように声明を出した。以下、一部略あり。

「ディマルコは非常に素晴らしい男で、我々のお気に入りだが、この数日に起きたことは好ましくない。フェデリコはアツいハートの持ち主で、本人も謝罪したとおり、喜びのあまりインテルとミランの間にある通常のやりとりを超えたチャントを歌ってしまった」

「普段やっているのは、チームが別のチームに勝ったことに対するからかいだが、フェデリコがやったのはクルヴァ・ノルドが政治的な理由でやめ、その結果として廃止したチャントだった。フェデリコはそれを知らず、満員のサン・シーロでミラニスタを傷つける形になった」

「ライバルのことを冗談で笑うのはいいとしても、ミランの選手が我々のクルヴァを馬鹿にするようなことをしたら、当然我々も不快に思うだろう。彼はそれをやってしまい、クルヴァ・スッドが不快に思うのは当然だ。行き過ぎた行為だった。彼は謝罪した」

「クラブについてやっているうちはラインを超えないが、それをクルヴァに向けると、微妙なバランスが崩れる危険がある。我々が暮らすミラノには、40年以上にわたる不戦の誓いがあり、それは我々がつくったのではなく、代々受け継がれてきたものだ。クルヴァ同士で食事にはいかないとしてもスタジアムを出てプライベートになれば、ノルドのメンバーでスッドに兄弟がいる者もいるし、スッドのメンバーと結婚した者もいる。スタジアムの外で培われる友情はプライベートなものだ」

「クルヴァはお互いを尊重しており、平和的な風土ができている。ディマルコの謝罪を受け入れ、クルヴァ・スッドに彼を理解してほしいと願う。間違った行為があり、それを謝罪した」

●SNSで謝罪したディマルコ
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