ダンブロージオとの接触でレベル差を痛感したというイタリア代表FW
リーズのイタリア代表FWウィルフリード・ニョントが、『クロナケ・ディ・スポリアトーイオ』のインタビューに応じた。『FcInterNews』がその様子を伝えている。
ニョントはインテルの下部組織出身で現在19歳。2020年にインテルを離れてスイスのチューリッヒに行って活躍が評価されてロベルト・マンチーニ監督から声がかかるようになり、昨年夏にイングランドのリーズへ移籍した。
今も心のクラブはインテルだというニョントは、次のように語った。
「どの子供だってそうだけど、僕にも好きなチームがあるものだね。いまはインテルとイタリアを追っているよ」
「結局、自分の中にある夢が叶うかは分からない。このレベルに達したこと自体が信じられないことだ。いつかインテルで、もしくはそのようなレベルでプレーできるかなんて分からないね」
「サン・シーロは美しい。数年前にスタンドにいて、そのあと実際にプレーもした。僕はイタリアで育ち、8歳でインテルに入ったけど、そんなこと頭になかったね。あのときは正しい選択をしなければいけなかった。スイスに行くのは当然のことじゃなかったけど、あのタイミングでは良い決断だったんだ」
「両親が付いてきてくれたから、1人で外国に行かずにすんだんだ。望んでいた道ではなかったから選択は悩んだけど、満足しているよ」
スイスに行くという決断は、インテルのトップチームが遠くに感じたこともありそうだ。
「トップチームでの練習? ダンブロージオとの接触を覚えているよ。あのとき、僕はまだサッカー選手じゃないんだと肌身で感じた。5対5のミニゲームをしているときだった。ボールがラインを割りそうになっていて、彼は身体を入れてボールを出そうとしていたんだ。彼は少し待っていたんだけど、僕はボールを狙った。その途端に吹っ飛ばされて、地面に倒れていた。まだまだトップレベルには程遠いんだと理解したよ」
「プリマヴェーラとトップには大きな差がある。その中間がスイスだった感じだ。イタリアのクラブがセカンドチームを持つのは正しいことだと思うよ」