後半2失点でもひやりも勝ちきる
13日に行われたセリエA第35節のインテル対サッスオーロは、4-2でホームのインテルが勝利した。
チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグのミラン戦を控えるインテルは、ミラノダービー第1ラウンドから大きくメンバーを変更して臨んだ。
序盤にサッスオーロのベラルディにネットを揺らされたインテルは、VARでオフサイドが確認されて安堵。その後はしばらく膠着したが、前半のうちに先制する。41分、ダンブロージオから縦パスを受け取ったルカクが、ボールが届くまで背負ったDFをぐいぐい押し込みながら距離を稼ぐと、ボールを受けた瞬間に鋭いターンから左足でミドルシュート。インテリスタたちがかつて何度も見た形で見事な先制点を決めた。
後半に入るとインテルがリードをひろげる。55分、ベッラノーヴァのクロスが相手のオウンゴールを誘って2点差になると、その3分後にはラウタロ・マルティネスのシュートも相手DFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
これで楽になったインテルだが、これで油断が生じてしまう。63分にベラルディのクロスからマテウス・エンリキにヘディングで決められると、77分にはサッスオーロの左サイドからのクロスにフラッテージに飛び込まれて1点差に詰め寄られた。
勢い付いたサッスオーロを抑えるのに苦労したインテルだが、89分にはルカクがこの日2点目を決めて勝負あり。もっと簡単に終えるべき試合だったとしても、インテルが公式戦7連勝を飾った。