CL決勝進出を楽観しないインテルレジェンド
インテルのレジェンドであるジュゼッペ・ベルゴミ氏が、10日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのミラン対インテルを振り返った。『スカイ』でのコメントを『FcInterNews』が取り上げている。
インテルの完勝
「正直予想外だった。インテルは常にダービーで良い入り方をしているとしてもね。今回はミランが苦しんだ。こういった35分間になるとは思ってなかったよ」
ジェコの先制点
「ジェコとカラブリアのフィジカル差では片付けられない。試合では予測できないことが起きるものだ。インテルはカンピオナートでニアを使ってラウタロ・マルティネスがゴールを決めた。インテルは小さなトレインをつくってマークを外しにいく」
「ただ、今回はジェコだ。簡単なゴールじゃない。確かにフィジカルの差はあるが、それだけではない。まずはジェコの技術があってこそで、次にミスがある」
経験の差はどれほど影響するのか
「経験は試合前の管理でとても重要だ。こういった試合における試合前というのはとても長いものだ。でも、経験があっても、精神的・肉体的なエネルギーがないと厳しくなる。ミランは若くてよく走るチームだが、インテルはこの時期に3日おきに試合をして、インザーギはローテーションを頻繁にやっている。ブロゾビッチやルカクのベンチスタートをみても、以前のカンピオナートではなかったようなさまざまなローテーションがあるね」
まだ試合は終わっていないのか
「アチェルビが言っていた『まだ何も成していない』という言葉に同感だ。ミランは失うものがない状況で、より身軽にプレーするだろう。私の経験からいって、何も決まっていない。ベナセルについては残念だね」