運命のエウロダービーが迫る
ダニエレ・アダーニが『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で10日に行われるチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのミラノダービーを予想した。
アダーニは2002年から2004年にかけてインテルでプレーした
「冷静に考えると、あのときは正直ミランの方が強かったと思う。そして、今の手札は私たちの方が上だと思うね」
ステファノ・ピオリとシモーネ・インザーギ。どちらの方がプレッシャーがあるか
「誰だってプレッシャーを感じている。選手でもね。ただ、インザーギはこれまでインテルの監督として手にしたものの全てに値するが、より強いチームがあり、カップ戦やスーペルコッパだけでは十分とは言えない。一方でピオリは、サプライズでスクデットを獲得したね」
戦術面のキーマンは?
「ミランではベナセルを選ぶよ。ハイプレスからの攻守の切り替えのカギであり、最も優れた選手だ。インテルのカギはバレッラとムヒタリャンだね。彼らは相手の嫌なところに入りこむことができる」
インテルの前線はLu-Laとジェコとラウタロ・マルティネスのどちら?
「ロメルは少なくともインザーギを悩ませるパフォーマンスをしている。私が望むインテルの監督は、あらかじめ選択するのではなく、その時々で論理的に決めてほしいね。DFとして言うなら、より怖いのはルカクだ。ジェコはよりリンクするタイプで、ほかの攻撃陣をサポートできる。ルカクは調子が良ければ、混戦の中でも強みを出すことができる」
ラファエル・レオンが間に合うかどうかがミランに与える影響
「ピオリは彼を中心にチームをつくった。彼とテオ・エルナンデスを組ませることで、ヨーロッパ最強クラスの左サイドにしたから、不在となれば影響は大きい。ただ、それ以上に、チームが苦境に立たされたときにでも個でこじ開けられる選手だ」
「ナポリはそのことを痛感している。ラファのいないミランで、良いミランはあり得ない。ラツィオ戦で勝ったことは、ミラン全体がダービーに向けて心身ともに良い準備ができていることを証明した感じだね」
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