ディマルコ弾で先制、Lu-Laホットラインで追加点
6日に行われたセリエA第34節のローマ対インテルは、2-0でアウェーのインテルが勝利した。
チャンピオンズリーグ準決勝のミラン戦を控えるインテルと、ヨーロッパリーグ準決勝のレバークーゼン戦を控えるローマの対戦。どちらも来季のチャンピオンズリーグ出場権争いで大事な試合でもある。
立ち上がりから主導権を握ったのはインテルで、ボールを動かしながら人も動いて多彩な攻撃を展開。押し続けたインテルは33分に先制点が決まった。ブロゾビッチのスルーパスにドゥンフリースが抜け出して右サイドからグラウンダーのクロスを入れると、中央のルカクは届かないが、ファーサイドのディマルコが合わせてリードを奪う。
その後は接触があってもなかなか笛が吹かれず、互いにフラストレーションが溜まってさらにコンタクトが触れるゲームに。それでも、大きな被害者が出ないうちに前半終了となった。
後半は立ち上がりにコレアが好機を迎えるなど、引き続きインテルが押し込んでいく。
55分には再び判定を巡ってローマが猛抗議。だが、ダルミアンのハンドによるPKを主張したが、VARでも判定は覆らず、オリンピコはさらに苛立ちを強めた。
先の読めない展開の中でローマは71分にディバラを投入して勝負に出た。しかし、追加点はインテル。74分、自陣からのロングフィードはルカクの手前でカットされたが、これを奪ったローマのイバニェスが前へのパスを目の前にいたラウタロ・マルティネスに当ててしまうと、すぐにルカクにラストが通った。完全にフリーだったビッグロムが左足で冷静に決めて、インテルがリードをひろげた。
終盤は追いかけるローマが押し込んだが、直近4試合で1失点の堅守インテルは集中を切らさず。インテルは6分のアディショナルタイムでもゴールを許さず、2-0で勝利を収め、リーグ戦4連勝を飾った。