バレッラ2戦連発、ラウタロ・マルティネスとホアキン・コレアにもゴール
19日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグのインテル対ベンフィカは、3-3の引き分けに終わり、2試合合計5-3でインテルがベスト4進出を決めた。
敵地でのファーストレグを2-0で先勝しているインテルは余裕のある状況のはずだが、セリエAで不振が続いており、不安の中でキックオフを迎えた。
しかし、その不安をよそにインテルは好発進。14分、エディン・ジェコが競り合って粘ったボールをラウタロ・マルティネスが拾ってニコロ・バレッラとパス交換でペナルティーエリアに侵入すると、バレッラは深い切り返しで相手をかわして左足で決めた。
これで2試合合計スコア3-0となったインテルは、落ち着いて試合を運ぶことに。38分にはヘディングで1点を返されてしまうが、先制点の効果が大きく、慌てるおことはなかった。
後半に入るとベンフィカがさらに前がかりになるが、良い時間帯に追加点。65分、右サイドからデンゼル・ドゥンフリースがスローインを中央に入れると、アレッサンドロ・バストーニが左に展開。フェデリコ・ディマルコが縦のスペースに出してインナーラップでヘンリク・ムヒタリャンからのリターンを受けると、ペナルティーエリア左の深い位置から折り返し、ラウタロ・マルティネスが決めた。
インテルはこれでかなり楽になったのと同時に、3月5日レッチェ戦以来となる流れの中からのFWのゴールが決まったことに。サン・シーロは熱狂に包まれた。
78分には途中出場で入ったホアキン・コレアにもゴールが生まれて決着。コレアにとっては10月29日のサンプドリア戦以来となる久々のゴールで、お祭り騒ぎに。その後1点を返されたものの状況は変わらず。さらにアディショナルタイムにもゴールを許したが、インテルが逃げ切った。
結局、2試合合計スコア5-3でインテルが快勝。ベンフィカを下してミランが待つ準決勝に駒を進めた。
インテルとミランのミラノダービーがチャンピオンズリーグで実現するのは、2004/05シーズン以来。準決勝でのエウロダービー(EURODERBY)は2002/03シーズン以来だ。