「移籍金ゼロで去る」
ボルシア・メンヒェングラードバッハのフランス代表FWマルクス・テュラムは、この夏にクラブを離れることが確実になった。『スカイ』が伝えている。
テュラムはボルシア・メンヒェングラードバッハとの契約が今季までとなっており、夏の退団が確実視されていた。ただ、今回はクラブがそれを認めた形だ。
ローランド・ビルクスSDは「テュラムのためにあらゆる手を尽くしたが限界だ。彼はもっと大きなクラブへ行くことを望んでおり、それを受け入れなければいけない。彼は(移籍金)ゼロで去る。とても残念だ」とコメント。今季終了後の退団を認めた。
ポールポジションにいるのはバイエルンか
以前から注目を集めていたテュラム。移籍先候補として本命視されているのはバイエルン・ミュンヘンだ。今季ブンデスリーガ20試合に出て11ゴールを決めており、ドイツ国内では適応に不安はないはずだ。
ただ、『スカイ』はインテルにもチャンスがあると指摘。パルマ生まれのリリアンの息子はイタリアに愛着があり、可能性はあるとみている。2021年夏にロメル・ルカクがチェルシーへ移籍した際には、テュラム獲得目前までいったが、選手のケガで獲得が見送られた。
インテルとしては、チェルシーからレンタル中のルカクを残すかどうかの判断がカギ。ビッグ・ロムのコンディションが上がらずに送り返すようなことになれば、テュラム獲得に力を注ぐことになるかもしれない。
最近の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の報道では、バイエルンが一歩後退したという話もあった。テュラムはどこを新天地に選ぶのだろうか。