ジェコをチャンピオンズリーグに向けて温存か
インテルのロメル・ルカクは、チーム内での序列が下がっているかもしれない。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が16日、かつての王について触れている。
来季のインテルにルカクはいるのか
ルカクは調子を上げているところだが、現時点ではエディン・ジェコの方が優先順位は高いものとみられている。そのため、ウディネーゼ戦でルカクを先発とし、翌週のチャンピオンズリーグ・ポルト戦でジェコをとっておくという案もあるようだ。
同紙は「フィジカル問題はあるにせよ、何よりも決断を間違えたツケ」とし、チェルシー移籍でリズムを崩した影響がいまだに大きいとしている。
こうなると、インテルはルカクをどうするか検討しなければいけない。レンタル料が800万ユーロ+ボーナス、年俸総額は1200万ユーロにのぼるため、ベンチ要員としては高額すぎる。
そこで『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、改めて2人の候補者を挙げている。マルクス・テュラム(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)とフィルミーノ(リヴァプール)だ。どちらも所属クラブとの契約が今季まで。同紙によると、接触はあるが簡単な交渉ではないとした。
バレッラとの問題は元通り
すでに報じられているとおり、サンプドリア戦で衝突したルカクとニコロ・バレッラについては、処分を科さないことが決まった。
2人はすでに良好な関係を取り戻したが、「チーム内での口論は見苦しいだけでなく、ナーバスな雰囲気をさらに悪化させた」が、「ディレクター陣はこれ以上引きずらないことを選んだ。緊張は緊張を生むため、もう終わりにした」としている。
それでも、サンプドリア戦でのあのシーンが実際の関係性だと疑う声はある。ピッチ上で2人が良い関係をみせるまで納得しない人は少なからずいそうだ。