フォレンダムで経験を積むファンタジスタ
インテルからオランダのフォレンダムにレンタル移籍中のガエターノ・オリスターニオがガゼッタ・デッロ・スポルト別冊『スポーツウィーク』誌のインタビューに応じた。
20歳のオリスターニオは、今季のフォレンダムでレギュラーとしてプレーしている。昨年末にはイタリアの有望株を集めたキャンプにも呼ばれた。
「フォレンダムにきたことはすごく大きかった。代表監督から声がかかるということは、自分の道が正しいってことだと思う。それは家族のサポートとこれまでの犠牲の上に成り立つもので、うれしいことだね。でも、まだ何も成し遂げたわけじゃない。このまま続けていくことが大事だ」
インテルからも良い反応があるという。
「よく連絡を取っている。特にダリオ・バッチンとはね。僕がうまくいっているのは彼らのおかげだ。いつも信頼してくれている。ユースのカンピオナートで2度優勝したことと2019年のユースリーグのバルセロナ戦で決めたゴールは最高の思い出だ」
トップチームの練習に参加した際には、その壁を感じたという。特にディエゴ・ゴディンとの1対1は衝撃的だったようだ。
「僕が言いたかったのはそれだね。トップとの試合でゴディンと1対1になったことがある。サイドから良い感じに仕掛けて突破できたんだ。その直後にタックルを受けて地面に倒れていたよ。蹴られたと言ったほうがいいかもしれない。気がつくと目の前に彼が立っていた。僕は何も言わずに立ち上がったよ」
イタリア国外では、インテルで育った若き才能が躍動を始めている。
「自由と信頼がある。自由というのは時に間違いにもつながる。20歳はまだいろいろある年齢だ。自分を証明するチャンスがたくさんあるね。1カ月くらい前に(アヤックスのロレンツォ・)ルッカと対戦した。試合前にオランダのことや自分たちの近況なんかを話した。そのときにそんな話もしたよ」
「インテンシティはとても高い。昨季はインテルのプリマヴェーラを出てフォレンダムにきた。そして、いまもここでプレーしている」
フォレンダムではフィリップ・スタンコビッチも一緒だ。
「いつも一緒だね。彼はアムステルダムに、僕はフォレンダムに住んでいる。でも休みはいつも一緒だ。プレステで遊んだり、川沿いを散歩したりする。このあたりのイタリアンレストランは全部知っているよ」
自身の今季の目標についての語った。
「フォレンダムの残留だ。一歩ずつだね。1人挙げるとしたら、やっぱりメッシだ。彼と対戦することができたら夢みたいだし、そうなったらもう引退してもいいくらいだよ」