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「紙面を埋めるネタにみえるが、そこには真実もある」
インテルのマルセロ・ブロゾビッチとバルセロナのフランク・ケシエをトレードが起こると噂されている。『FcInterNews』が、この報道を分析した。
『スカイ』は14日、スペインメディアの情報として、バルセロナがオファーを準備していると報じた。ただ、インテルはこのオファーに乗り気ではないとも加えている。
『FcInterNews』によると、この報道はバルセロナに近い関係者のリークに端を発している。「紙面を埋めるネタにみえるが、そこには真実もある。実際、ケシエとブロゾビッチのトレード話は1月上旬にも届いている」とした。その上で、両クラブの立ち位置を明確にした。
バルセロナの立ち位置
バルセロナは昨年夏にケシエを獲得。ミランを退団してフリーで契約した。しかし、新天地ではうまくいっておらず、シャビ監督のサッカーにもカタルーニャの環境にも馴染んでいない。だからこそ、ケシエは喜んでイタリアに戻るとしている。
ケシエもブロゾビッチも年俸はほぼ同じ。ケシエが650万ユーロ+ボーナス200万ユーロ、ブロゾビッチが650万ユーロ+ボーナス100万ユーロだ。こういった点ではアルトゥーロとミラレム・ピアニッチのトレードに近く、対等の交渉ができるとみられている。
インテルの立ち位置
バルセロナ同様、財政面での問題がある。ブロゾビッチの能力については疑いの余地がない。とはいえ、ハカン・チャルハノールがプレーメーカーの位置に下がったことで、インサイドハーフには1つ空きができたと捉えることができる。そのため、ブロゾビッチがこの位置で最高の選手だとしても、財政的な観点でいえば、賢明で知的な戦略にもなり得ると『FcInterNews』は綴った。いずれにしても、トレードのメリットとデメリットを正確に理解するために、時間は必要だとしている。
ブロゾビッチの立ち位置
クラブと代理人らは連絡を取っていないため、この話は選手のもとには届いていない模様。いずれにしても、ブロゾビッチは残りのキャリアをインテルで過ごすつもりで、移籍の意思を持っていない。