ナポリ戦から“新体制”
インテルのクルヴァに、2023年から大きな変化があるようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が12日に一面を使って伝え、ウルトラスの公式フェイスブックでも声明が出ている。
記事によると、1969年から活動しているインテルのウルトラス「ボーイズ」が解散となり、1月4日のナポリ戦から2階ゴール裏から姿を消す。さらに、「バイキング」「ブリアンツァ」「イッリドゥチービリ」も同様にいなくなる見込み。ウルトラスは「クルヴァ・ノルド・ミラノ1969」に統合される形となり、今後は約110メートルに及ぶ巨大バナーが2階席に掲げられる予定だ。
各ウルトラスはそれぞれの場所にとどまるが、一つの旗の下に団結しようという意思から今回の動きにつながったという。カタールワールドカップによる中断期間を利用して話し合いが進んだそうだ。
クルヴァ・ノルドは声明の中で、「誤解の時代は過ぎ去り、穏健派も懐疑派も含む全てのクルヴァ・ノルドにインスピレーションを与えるようになろう。我々の愛するクルヴァ・ノルドをふたたび輝かせるため、気持ち、勇気、情熱、そしてインテルへの愛情が必要だ。団結して誇り高く、クルヴァ・ノルドを前進させよう!」と記した。
きっかけはサンプドリア戦の一件か
インテルのクルヴァといえば、10月30日に行われたサンプドリア戦でトラブルがあった。ウルトラスのレジェンドであるヴィットーリオ・ボイオッキが襲撃され死亡。ボイオッキは複数の有罪判決を受けている人物だが、一部ウルトラスは故人に敬意を示すために、クルヴァ・ノルドの観客に撤退を強要。そこに一般の観客もいたことが話題になっていた。
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