ラウタロ・マルティネスとデンゼル・ドゥンフリースがハグ
現地時間9日に行われたカタールワールドカップ準々決勝のオランダ代表対アルゼンチン代表は、PK戦の末にアルゼンチン代表が勝ち上がりを決めた。遺恨が残るゲームとなったが、インテルに影響はなさそうだ。
この日の2試合は、いずれもPK決着。ブラジル代表対クロアチア代表では、勝ち上がったクロアチアが試合後にブラジルと健闘を称え合うシーンが感動を呼んだ。その一方で、アルゼンチンがPKで勝った直後にオランダをあおるところがクローズアップされており、イメージの対比も注目されている。
原因はドゥンフリース?
試合中から大荒れだったこのゲーム。PK戦後にアルゼンチンがオランダに食ってかかったのは、ドゥンフリースが原因という見方もある。
ドゥンフリースはアルゼンチンの選手がPKを蹴りに行くたび、これに近づいて何かをささやいた。
こういった行いもあり、ドゥンフリースは試合後にレッドカードが提示されている。
それでもリスペクト
ただ、苛立つ両チームにあって、その渦中にいたであろうラウタロ・マルティネスは冷静だった。
ラウタロ・マルティネスとドゥンフリースは試合後に抱き合い、お互いを思いやった。
今大会決して調子が良くなかったものの、PK戦の最終キッカーとしての重責を果たしたラウタロ・マルティネス。今大会(アルゼンチン戦以外は)好調で今冬の移籍が噂され始めているドゥンフリース。2人はわだかまりなくミラノに戻ってきそうだ。
マルキージオもこのシーンに苦言
「メッシとPK戦のおかげでアルゼンチン代表は準決勝進出にふさわしかった。マルティネスのPKセーブも大きかった。ワールドカップの試合は、常にアドレナリンと緊張感がある。そして、リスペクトが重要だ!」