エラス・ヴェローナのリーダーの学び
エラス・ヴェローナのマルコ・ダヴィデ・ファラオーニが、『クロナケ・ディ・スポリアトーイオ』の中でインテル時代を振り返った。
ファラオーニはラツィオの下部組織で育ったあと、2010年にインテルに加入。2011/12シーズンをトップチームで過ごし、公式戦18試合に出場した。
31歳になったファラオーニは、当時を振り返り、次のように記している。
「今になって思うのは、あのときの自分がいかに現実的ではない次元にいたかということだ。あの頃は少年のような無鉄砲さで、だからこそ落ち着いてプレーできた」
「それから数カ月経ち、セリエAで戦い続けることの厳しさを思い知った。当時の反省が今につながっている。僕は彼らのレベルになかった。だからインテルにとどまることはできなかった。僕が入ったのは3冠を達成したあとのシーズンで、彼らのせいじゃなかったよ」
そして新天地はウディネーゼに決まった。
「ウディネーゼへ移籍したね。出て行く必要があったんだ。自信を持たないといけなかったんだ。負け犬のまま帰るわけにはいかない。思うに、外国人選手がここにやってきたときに抱いている感情がこれだと思う。後戻りはできない。その分、ずるさも身についていく。たぶん、イタリア人選手はその多くがコンフォートゾーンにいるんだ。だから選択が限られてくるところがあると思うよ」